人の感性は鋭い/占い師より当たる
私たちの感覚には鋭いものがあります。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感がそなわっています。
感性は磨けばさらに鋭くなります。
占いも視覚だけで占う手相がありますが、手相より人に直接影響する顔の印象を占う顔相鑑定【占い】があります。
たしかに、ふだん私たちは人を見る時は顔が第一ですね。
あとは、声、体格や姿勢、服装この人はこんな人だとおもいがちです。
服はとても大事ですし、また、身につけているアクセサリー、男性ならネクタイなどでもだいぶ印象が違ってきます。
ですから、視覚だけでこの人はこんな人だと無意識に占っているのが私たちの日常です。
視覚で『この人はこんな人だ』は結構当たっていることもあったり、ぜんぜん違っていることもあります。
まるで、占いです。
また、視覚だけでも人を騙せますので詐欺師は見た目に最大限の注意を払います。
占い師の占いは、街頭での直接対面占いなら、視覚だけでもじゅうぶんな情報であり、その人を占えます。
顔相鑑定【占い】の一部です。
四角い顔の人の占い【内、口が小さい、額が広い人】
【性質、愛情など 】理論的に物事を考えることができる冷静なタイプの人であり、こまめで仕事がよくできる。
消極的で気が弱い傾向があるものの、反面粘り強く努力家の顔も持っている。
ガンコになりがちな傾向があるので、その様にならないよう気を付けるとともに、積極性を 養っていくことが開運上大変重要である。
さらに、女性の場合は理屈で相手をやり込めるようなところを少しずつ改めていくのが良い。 なお、愛情面では皆から愛される運気を持っている。
顔占い(www.ne.jp/asahi/ninso/honpo/self-face/q1/qu-first.html)引用
私たちが持っている視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感の感性は磨けばさらに鋭くなります。
学生時代、おもしろい教授がいました。
おもしろ教授は、他の大学の教授でこの大学にも非常勤で来ていて、多くの学生を受け持っているのです。多分、何百人単位でしょう。
普通は、講義に出席した人を調べるのに、講義の終わりに一人ずつ1枚のメモ用紙を渡し名前を書かせて回収します。
おもしろ教授は、
『一人ずつ名前を呼ぶので返事するように。私は感性が鋭いので、代弁してもすぐわかるからね』と。
なんと、手をあげさせて顔を確認するのではなく、名簿表にのみ視線を落として声だけで確認しています。
『上田』『はい』、『小林』『はい』、『佐藤』『はい』、『鈴木』『はい』、『高橋』『はい』、・・・・・・、と毎回、講義の終わりに、返事で出席確認を取ります。
本当に、声をあげた人が本人でないとわかるのかなと思う日が続きました。
ある日の講義で、いつものように・・・・・・『鈴木』『はい』、『高橋』『はい』、『田中』『はい』、・・・・・
『松本』『はい』
誰だ!【おもしろ教授】 『松本』【おもしろ教授】
『松本』【おもしろ教授】
『・・』 『・・』 返事する松本はいません。
教授の感性は鋭く研ぎ澄まされていました。なんと、返事でその人が発言したのではないとわかったのです。
教授のいう、『私は感性が鋭いので、代弁してもすぐわかるからね』はハッタリではなく、真実だったのです。
『はい』の返事でその人が発言したのではないとわかるとは素晴らしい研ぎすまれた感覚、才能です。
おもしろい教授の感性は鋭くマジックのようで、占いより当たる人の感性でした。